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Intel Integrated Performance Primitives : ウィキペディア日本語版 | Intel Integrated Performance Primitives
インテル Integrated Performance Primitives (IPP)とは、マルチメディア・画像処理・信号処理のために最適化された基本関数群からなるソフトウェアライブラリである。ライブラリはインテルプロセッサならびに互換プロセッサをサポートしており、Windows、Linux、OS X、Androidオペレーティングシステムの各プラットフォームで利用可能である。 == ディスパッチ機能 == IPPは複数世代のプロセッサごとに実装された複数の最適コードの中から、実行時に環境に応じて最適なものを動的選択するディスパッチ機能をサポートしている〔インテル® IPP の使用を開始する前に 〕。たとえばSSE/SSE2命令までをサポートするプロセッサではSSE/SSE2を利用したコードを、AVX命令までをサポートするプロセッサではAVXを利用したコードを実行する、などである。IPPを動的リンクする場合は、実行時に自動的に最適な共有ライブラリのモジュール(Windows版ではDLL)が選択されるが、スタティックリンクする場合はippInit()関数をあらかじめ明示的に呼び出しておく必要がある〔コア関数 〕。ippInit()を呼び出すタイミングは、通例アプリケーションプログラムのエントリポイント(main関数)だが、動的リンクされるユーザーライブラリの内部でIPPを使用する場合は、ユーザーライブラリのスタートアッププロセス(WindowsではDllMain関数)でのippInit()呼び出しが必要となることがある〔Intel® IPP - Intel® IPP linkage models - quick reference guide | Intel® Developer Zone 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Intel Integrated Performance Primitives」の詳細全文を読む
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